ハラルとハラム

こんにちは。雪ん子です。

今日はイスラム教徒が生活を送る上で重要なハラルとハラムに関するお話をします。

以前にも少し記事にも書きましたが、イスラム教徒(ムスリム)は豚やアルコール(お酒)、イスラム式屠殺されていない、牛肉やチキンなどは口にする事ができません。  
これは、ハラル(合法なもの)に対して、ハラムと呼ばれています。

つまり認められていないものです。

そしてこの、ハラムはナジスという概念に基づき3段階(重度、中度、軽度)に分けられています。

ナジスとはアラビア語で不浄なものと言う意味です。

最も重度なものは豚や犬、その子孫を指します。

そして、このナジスはなにも豚やイスラム式屠殺されていない牛などだけに限らず、不浄なモノ全般をさし、豚の革、血液、毒性のある植物(幻覚作用など)、軽度なものの中には母乳で育てられた2歳児以下の尿なども含むようです。

我々日本人から見ても、納得のいく様な項目がたくさんあります。

アルコール(お酒)がダメとかは飲兵衛にはキツイかもしれませんけどね。(笑)

かなり細かく分けられています。

そして、これらナジス=ハラムなので、当然のごとく、ハラル食品などに付着することはNGです。

このハラルとハラムの認識は僕たち日本人が思っている以上に繊細な問題です。

ですので、我々日本人は、その事をしっかりと認識して、ハラルを提供しなければなりません。 (製造過程でナジスがつく事ないように)

ですが、このハラルは何も、ムスリムだけの概念と捉えなくても、日本に居住している人達の中で、ベジタリアンや魚中心の生活を送っている方達にとってもニーズがあるものです。
また、衛生面をしっかり管理する事は基本中の基本です。

視野を広く持って、ハラルの勉強をして行きたいですね。