京町屋について

こんにちは。雪ん子です。

今日は京町家についてお話しします。

京都には独自の家屋文化『京町家』があります。

最近では老朽化した家屋を改装して、カフェや美容院などにリフォームされて人気を呼んでるのは、皆さんご存知かと思います。

小学生の頃、母方のおばあちゃんの家がちょうど今の岡崎の辺りにあって、よく遊びに行っていました。

その岡崎の家って坪数でいえば25坪位の比較的小さい家だったのですが、今思えば、典型的な京町家造りの家だったんです。

玄関を入ると左手に走り庭と呼ばれる炊事場があり、そこから、居間に続くのですが、しっかりとした、段差がありました。

幼い頃は、よいしょよいしょ!って居間に行っていた事を思い出します。

そして、二階建てだったのですが、右手の階段の下に箱階段と呼ばれる、収納スペースがあったりしました。  

狭小の建物を上手く利用していますね。

なかでも、特に印象的だったのが、坪庭です。

あんなに小さい家なのに、一丁前に中庭(坪庭)があるのです(笑)そして、灯篭と小さい池があったりして。。

でも、あの中庭って暑い夏の風通りを少しでも良くする為の、生活の知恵なんですよね。

25坪の家の中へ機能と世界観を取り入れる京町屋ってやっぱり素晴らしいことだなと思いました。

この魅力的な京町家を使って、ムスリムへ京都の文化・料理を同時に伝えられたらステキですね。

ですが、調べてみると、現実問題としては、簡単では無さそうです。

以前、ハラルについて書きましたが、このハラルに則った調理場を確保しようと思えば、25坪の中ではとても確保出来そうにありません。

なぜなら・・

調理器具、調理場でも、ハラム(イスラム法で合法で無いもの)をしっかりと、分けないといけないからです。

つまり、一切のブタ肉を使わないとか、由来の成分を含まないものを選択しなければならないという、難しい現実があります。

費用対効果を考えると運営することは少し難しいかもしれません。

ですが、この困難に立ち向かうことは、発想の転換となります。

いろいろ柔軟に発想を広げていくと、いいアイデアが浮かんできます。

今後もさまざまなプランを考えていこうと思います。