文化を守る
こんにちは。雪ん子です。
前回の記事でアートに触れることについて、お話ししましたが、今回はもう少し視点を広げて、狭山池全体の感想等をお話しします。
2日経過して思うこと。
結論から申しますと、狭山池は、また是非行きたい場所です。
なぜ、もう一度行きたいのか?
狭山池(大阪狭山市)へは、生まれて初めて行きましたが、非常に綺麗な場所だったからです。
この綺麗な場所という事をもう少し、詳細に分けると、ひとつは環境、もう一つは狭山池周辺に居住されている方々の文化意識の高さと僕は捉えました。
狭山池は1400年の歴史があり、博物館ではそんな狭山池の歴史について、色々な紹介があり、古来における田や畑への灌漑政策についての技法等が沢山紹介されていました。
当時の人々もこの池を非常に重要な生活の一部と捉えていた事が伺えます。
ですが、つい最近まで(1980年代にダムが完成するまで)は降水量に比例した度重なる水害も起きていました。
自然の恵みと驚異を常に肌で感じながら、生活を営んできた。
狭山池は、一言で言うのなら、住民の方々の愛が脈々と受け継がれてそして、守っていこうという意識が行動に移されているように思いました。
芝生の整備であったり、ウォーキングを行う為の道路の舗装、また、恐らくは池なので、雑種の水草なども沢山生えると思うのですが、そう言ったものも見当たりませんでした。
そして、お隣にはステキな博物館。
非常に綺麗な環境です。
もう一つは周辺に住まれている住民の方々の文化意識の高さ。
言葉では中々上手く伝えれないのですが、行って頂けると、なるほど!こういうことね。って思って頂けると思います。
なにか、浮き足立っていないというか、飾り気のない綺麗なライフスタイルを送られている様な感じを受けました。
芝生に座っている家族、ジョギングをしている方、犬の散歩をしている方。
そして、博物館の中の中庭では、クラリネットを練習している男性や、読書をしている女性。
絵画を楽しんでいる方々など。
非常に文化意識が高い方々が周りに住んで居られるんだなぁと、肌で感じました。
そして、もし、この様なとても綺麗な印象を持って貰えて、もう一度行ってみたいと思える環境を作るにはどうすれば良いのか?
色々な事が考えられると思います。
ですが、一番大きな理由は用途地域による建築物の制限だと思います。
この建築物の制限も、もしかしたら、地元住民の方々の総意(池への愛)が反映されて実現しているのかもしれません。
地元の文化や環境を住民一丸となって守るという意識、この意識は住民の方々の普段の生活へも影響を与える非常に重要な事だと思いました。
また、今後の活動に対するアイデアが煮詰まった時は狭山池へ英気を養いに行きます^^;